マイ・コレ//MY COLLECTION Ver2.0  バイクとかクルマとか...基本的に自由人のBLOG。
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灼熱 感動 そして別れ



肌に突き刺さる日差し。

37度を越える猛暑。

ひと夏ぶん焼けた肌は、皆で戦った証。


28日、北川圭一選手が引退表明をする。

「2006年のシーズンを最後に、現役レーシングライダーを引退

することを決心しました」

世界耐久選手権に参戦中の彼にとっては、この鈴鹿が日本での

ラストラン。

優秀の美を飾ってほしい、そう思うのは当然の事。

だけど神様はこの場に及んでまだ試練を与える。

上位グループで5位走行中にチームメイトの転倒、

そして修復を受けたマシンで飛び出した北川自身も・・・


上位グループからは何週も差をつけられる。

上位入賞の可能性は無くなった。

こうなったら、全ての持てる力を持って、一つでも上のポジシ

ョンへ。チームの為、ファンの為、そして北川の為に。


そしてスタートから6時間、チームメイトのバンサン・フィリップからバトンタッチ。


北川がマシンにまたがる。トップレーサーとして日本での最後

の走り。


とにかく前にいる奴を次々とブチ抜く。また一台、また一台。


トップグループしか写さなかった鈴鹿の大型ビジョンも1周2

周と気迫の周回を重ねる北川の姿を追っていた。


そしてピットボードに掲げられた「1 北川 P」のサイン。

給油の為のピットインの指示だ。

それは同時に北川圭一選手の日本ラストランの終焉を意味し

た。

バックストレートを抜け、北川にとって最後のコーナー130

Rへ。
右ステップから足を外し後続へピットインのサインを送る。

カシオトライアングルには入らない、ホームストレートにも戻

ってこない。


タンクに手を当てピットロードを走ってくる北川がいた。


所属チームも応援チームも関係なくサーキット中からのスタン

ディングオーベーション。

「ありがとう!」「おつかれ!」の言葉。涙する者も居る。


ライダーを交代し、ヘルメットを脱いだ北川は何度もタオルで

目元を押さえる。こちらへ大きく手を振る彼の目元はいつもと

違って少し腫れていた。


少し後のインタビューでは「気のせいじゃないですか?はは
は!」って言ってたけどね。


大腿骨の骨折、半年以上のリハビリ。

スズキワークスからの解雇。

幾多の苦難を乗り越え、


そして耐久戦の最高峰、World Endurance Championship(世界

耐久選手権) という今まで日本のレースシーンには縁遠かった

レースを開拓し、日本人初のチャンピオンに輝いた。

これから北川選手に続き、このシリーズへ旅立つ何人もの優秀

な選手が生まれることと思います。


キレイなライディング、クールな面持ち、喋れば面白い京都弁

のニィさん、そしてめっちゃ努力の人。

そんな憧れの走りをしてきた北川選手がレースシーンから姿を

消すのは寂しいです。

レース前に会ったときは「がんばってください」としかいえな

かったな〜。

「キタガワ〜〜!感動をありがとう!ホンマにおつかれでし

た!」


さぁ残すところ、あと2戦。

(8/13)ドイツ・オーシャンスレーベン24時間

(9/17)フランス・ボルドール24時間


現在、ポイントランキングぶっちぎり中のこのスズキカストロ

ールチーム。2年連続優勝を是非とも獲得してもらいたいと思

います。



じゃあ、いつも通りの応援で 「いっとけぇ〜〜圭一!」

2006'08'02(Wed)20:00 [ 雑記帳 ] CM0. TB0 . TOP ▲